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2年生の今月の本


ぼく、ちきゅうかんさつたい タイトル ぼく、ちきゅうかんさつたい
著者 松本 聰美(作) ひがし ちから(絵)
出版社 出版ワークス
 

タッタ、タッタと、ぼくは走る。カタカタ、カタカタと、せなかでランドセルがなっている。ワンワンワンと、とこやのルルがしっぽをふった。でも、「ごめんね。いそいでるんだ」
「ただいまー!」ぼくは、おじいちゃんのへやへまっしぐら。おじいちゃんは、びょうきだから、いつもベッドにいる。「どこにいるか、さがさなくていいから、べんりだろ」おじいちゃんはむねをはって言う。ほんとだ、ほんとだね。
「たいちょう、ほうこくです!」ぼくはへやに入って、きをつけをした。
「やあ、たいいん一ごう。おかえり」おじいちゃんも、かおのよこに手をあげて、けいれいする。
ぼくとおじいちゃんは、ずっと前から、「ちきゅうかんさつたい」としてかつどうしている。「ちきゅうかんさつたい」は、まわりのいろんなものを、しっかりかんさつするのがやくめ。そして、せいぎのみかたでもあるんだ。わるものにはまけないし、こまっている人をたすけるのも大せつなしごとなんだよ。

●トモヤは大好きなおじいちゃんと一緒に、「地球観察隊」として様々なものの観察をしています。病気で外に出掛けられなくなった後も、病院に入院してしまった後も、トモヤに色んな事を教えてくれるおじいちゃん。大きな愛情に包まれながら、辛い出来事も乗り越えて成長していくトモヤの姿が、優しく温かいタッチの文章と挿絵で描かれています。

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