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> まんげつの夜、どかんねこのあしがいっぽん
タイトル | まんげつの夜、どかんねこのあしがいっぽん | |
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著者 | 朽木 祥(作)片岡 まみこ(絵) | |
出版社 | 小学館 | |
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ノネコは、山のねぐらに、ひとりぼっちで暮らしていた。山には、猫のお客はめったにやってこない。それでも、〈もしかしたら、お客があるかもしれないからな〉そう思って作ったごちそうを、毎日毎日、ひとりでたいらげた。ふしぎなことに、食べても食べてもおなかいっぱいにならないような気がした。こうして、ひとりぼっちですごすうちに、ノネコはいつのまにか狸みたいに大きくなってしまったのだ。 ●野原の真ん中にあった土管は、猫たちがまんげつの夜に言いたいことを“主張”する特別な舞台でした。けれども、今その土管にはノネコがすっぽりとはまっています……。さて、今夜はまんげつ。月の光の下、猫たちが集まってきました。集会の始まりです。ひとりぼっちだったさびしいノネコのまわりで、これからどんなことが起こるのでしょう。 |