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タイトル | ずっとまっていると | |
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著者 | 大久保 雨咲(作) 高橋 和枝(絵) | |
出版社 | そうえん社 | |
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「あー。ミナちゃんは、いつもおそいなあ」あかねは小さな声で言いました。おじぞうさんのところで、三時半にあおうねって言ったのに。ミナちゃんはまだ来ません。「ミナちゃん、まだーっ?」あかねは、さっきよりも大きな声で言って、地面をダンダン!とふみつけました。 ●何かを「待つ」とき、みなさんはどんな気もちになりますか? この作品の筆者は、ある雑誌で「大人も子どもも忙(いそが)しい毎日に、「待ち時間」なんて一見(いっけん)無駄(むだ)なようにも思えます。でも、まだやって来ない誰(だれ)かさんに想(おも)いを馳(は)せて待つこと。これって実は、すごく贅沢(ぜいたく)で豊(ゆた)かな時間なのかもしれません」と語っています。こんなふうにちょっぴり見方を変えてみると、待っている時間もやさしい気持ちでいられるかもしれませんね。 |