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> わすれんぼっち
タイトル | わすれんぼっち | |
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著者 | 橋口 さゆ希(作) つじむら あゆこ(絵) | |
出版社 | PHP研究所 | |
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「まって、まってよ、メグちゃん! おねがい、おいていかないでー!」今日はせっかくメグちゃんとおでかけしたのに、黄色のカサのぴかちゃんをのせたまま、電車は走りだしました。しゅうてんのえきでえきいんさんに見つけられたぴかちゃんは、「わすれものセンター」につれてこられ、「624」と書かれたふだをつけられました。まわりには、同じようにふだをさげたカサたちがたくさんあります。 ●夜になると明かりの消えた「はなれ」からは、わすれんぼっちたちのすすり泣く声が聞こえてきました。わすれものたちには、みんな大好きな持ち主との大切な思い出があるのです。『今日からあなたは、おひさまぴっかりのぴかちゃんよ』ぴかちゃんもメグちゃんとの楽しい思い出があり、自分のことを思い出してほしいと強く祈ります。ふだんあまり目を向けることのない“もの”たちに思いを馳せながら読んでみてください。 |