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タイトル | ありがとうの道 | |
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著者 | 小原 麻由美(作) 黒井 健(絵) | |
出版社 | PHP研究所 | |
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ひだまりの森には、春と秋、一年に二度、花をさかせるふしぎなさくらの木がありました。そして、その木のまわりは、動物たちの、おひさまのように明るい声や、楽しそうな声であふれていました。 ●まわりがドロ水であふれ、さくらの木は根っこから引き抜かれ、ヤマネの姉弟をのせて流されていきます。さくらのいかだには、オオカミやリス、アライグマたち森の動物たちが次々と集まりました。雨がおさまった後、大好きだったひだまりの森は一変し、さくらの木も息絶えてしまったことがわかりますが、物知りのキツツキのおじいさんが、さくらは切った枝を地面に植えれば新しい木を増やすことができると教えてくれます。各地で起こる自然災害に心を痛めることが多い昨今ですが、結末には先への希望があり心があたたかくなります。 |