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2年生の今月の本


文様えほん タイトル 文様えほん
著者 谷山 彩子(作・絵)
出版社 あすなろ書房
 

おばあちゃんのおうちにある壺(つぼ)にえがかれている模様(もよう)がとてもきれいで、じっと見ていたら、「それは文(もん)様(よう)というのよ」と教えてくれた。
文様は、着るものや日用品、たてものなどをかざりつけるためにえがかれた模様のことで、人びとがことばを持たなかった時代からあるのだそう。どのような形が生まれてきたのか、文様のことをいっしょにのぞいてみましょう。

「植物文様」
木や草花をえがいたもの。
例)五枚(ごまい)笹竹(ささだけ)の丸(まる) 梅鉢(うめばち) 片喰(かたばみ) 桜 尻(しり)合わせ三つ(み)葵(あおい)……

「動物文様」
海、空、大地、いろいろな場所にくらす生きものたちをえがいたもの。
例)福良(ふくら)雀(すずめ) 光琳(こうりん)蝙蝠(こうもり) 三(み)つ鱗(うろこ) 向(むか)い白鶴(はくつる) 八咫(やた)烏(がらす)……

「自然文様」
太陽や星、海や山といった自然が作り出すかたちをもとにしたもの。
例)三曜(さんよう) 春の雪 半月 八雲 隅立(すみた)て稲妻(いなずま)……

●昔から私たちの身の回りに自然となじんできた様々な模様。その形や込められた意味・由来をイラストともに紹介しています。日本古来のものにとどまらず、世界中で生まれ変化していった文様にも目を向けることで、より文様についての奥深さを感じることができると思いますよ。

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