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2年生の今月の本


おばけ屋のおばけてぶくろ タイトル おばけ屋のおばけてぶくろ
著者 あわた のぶこ(作)ただ はるよし(絵)
出版社 小峰書店
 

さむくなって、外であそぶこどもたちの声がさっぱりきこえなくなったのう。いまは、テレビゲームで、スポーツまでできるらしいが、家のなかにこもってばかりではいかんぞ。
はたらくおばけの会社おばけ屋では、雪山のたのしさをこどもたちにたいけんしてもらう「おばけ屋学校」をかいこうしたでやんす。しゅくだいもテストもないで、あそびにおいで。

すずちゃんとりんちゃん、ゆうとくんは、雪んこ山のおばけ屋学校にきています。これからみんなで雪山ハイキングにしゅっぱつです。ガイドをするのは、おばけたぬきとおばけきつねです。
さて、こどもたちがそりであそんでいるころ、赤おにが雪かきのしごとからもどってきました。その右手はいつもよりずっとまっ赤。てぶくろをかたほうおとしてしまったのです。やまんばはさっそく赤おにのためにてぶくろをあんでくれました。「てぶくろ、いっちょうあがり。もうおとすんじゃないぞ」すると……「テトテトテテテ」といいながら、なんと、てぶくろがあるきだしたのです! やまんばがあんだてぶくろは、おばけてぶくろになったのです。

●やまんばが編んだおばけてぶくろたちは、つぎの日から、すずちゃんたちがスキーをするのを手伝ってくれたり、雪山の道をならしてくれたりと大活躍。おばけ屋のいろんなおばけたちと雪山ならではのあそびを満喫できるなんて、こんな「おばけ屋学校」なら私たちも参加してみたくなりますね。

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