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> ふたつのゆびきりげんまん
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タイトル |
ふたつのゆびきりげんまん |
著者 |
相馬 公平(作) マスリラ(絵) |
出版社 |
小峰書店 |
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ひろとは 小学2年生。おとうさんのことが 大すきな げんきな男の子です。ひろとが おとうさんをすきな りゆうは、おとうさんは どんなときでも 男らしくて、かっこいいからです。どんなときでも……。
ことしの夏、こんなことが ありました。夕ごはんのあと、おとうさんが 思いついた みたいに いいました。「そうだ ひろと こんどの日よう ゆうえんちの おばけやしきに いこうか?」「えっ、おとうさん ほんと!!」このところ おとうさんは すごく いそがしくて、たまにしか ひろとと あそんでくれませんでした。それに、ひろとは ずーっと おばけやしきに いきたくて しかたなかったのです。「やった、やったあ! じゃ、おとうさん」「ん、なに?」「ゆびきりげんまんだよ。 ゆびきりげんまん うそついたら はりせんぼん のーます」「おお、はりせんぼん のーみます。ハハハ」ひろとは うれしくて、その日の夜は、すぐには ねむれませんでした。(おばけやしきは こんどの日ようが さいしゅう日なんだ。さいしゅう日は きっと おばけも もりあがるぞ)
そして、いよいよ、おとうさんと いっしょに おばけやしきに いく 日よう日に なりました。ひろとは こうふんして 6時には もう 目が さめていましたが、おきるには はやいので、ふとんの中で ゴロゴロしていました。すると、ツルルー ツルルー でんわのベルが なりました。ひろとは なんだか わるいよかんがして、耳をすましました。
●急なトラブルのために、お父さんは約束の日に仕事に行ってしまいました。「ゆびきりげんまんしたのに…」仕事が大事なことは、頭ではわかっていても、あまりのショックでひろとの気もちは晴れません。それほど、とってもとっても楽しみにしていたのです。さらに、そんなとき、ひろとは思わず「おばけやしきにいってきた」と大親友のとおるくんにうそをついてしまいました。
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