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2年生の今月の本


おおかみ・ゴンノスケの腹ペコ日記 今夜は食べほうだい! タイトル おおかみ・ゴンノスケの腹ペコ日記 今夜は食べほうだい!
著者 きむら ゆういち(作) 山下 ケンジ(絵)
出版社 講談社
 

「ちっ、またにげられた……」おおかみのゴンノスケは、くやしそうに舌(した)うちしました。もう、こんな思いをしたのは何度目でしょう。この森にはうさぎがいくらでもいるのに、ゴンノスケは、どうしてもつかまえることができないのです。「まったく、”うさガク”なんてつくりやがって」”うさガク”とは、うさぎガクエンのこと。高いへいでかこまれた、うさぎしか入れない、このとくべつな学校に、いつももうちょっとのところでにげこまれてしまいます。
「ああ、思いっきり、あのやわらかいうさぎの肉にしゃぶりつきてえなあ」ゴンノスケがそんなことをつぶやきながら、草むらにねそべっているときでした。「いよいよ、あしたの夜ね」「うん、あちこちの森からおおぜい、集まってくるそうよ」そうっとようすをうかがうと、話しているのは二ひきのうさぎではありませんか。年に一度のパーティーに、何百ぴきものおいしそうなうさぎが集まってくる、という話です。そのうさぎたちにつぎつぎとおそいかかっている自分を頭に思いうかべると……ゴンノスケは、思わず、ぐふふってわらいました。
しかし、問題は、どうやってあのうさガクの中に入るかです。うさガクの入り口には、じょうぶなとびらがあって、一日じゅううさぎの門番が見はっているのです。

●年に一度のうさぎたちがおおぜい集まるパーティーです。”うさガク”の中にうまく忍び込めれば、うさぎが食べほうだい! しかもケーキのデザート付き! おおかみのゴンノスケには、何やらいい作戦があるようですが、作戦はうまくいくのでしょうか……!? 「おおかみ・ゴンノスケの腹ペコ日記」シリーズの第1作目です。大好きなうさぎを食べたい!といつも思いながら、ちょっと抜けているゴンノスケの奮闘をもっと読みたい方は、是非別の作品にも手を伸ばしてみてくださいね。

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