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> ぼくはおじいちゃんのおにいちゃん
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タイトル |
ぼくはおじいちゃんのおにいちゃん |
著者 |
堀 直子(作) 田中 六大(絵) |
出版社 |
ポプラ社 |
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7月21日
おじいちゃんが、九州のとおくのまちから、ぼくんちへやってきた。これから、いっしょにくらすんだ。なんか、ぼく、わくわくしちゃった。でも、きょう、おじいちゃんは、ぼくをみて、にっこりわらうと、「まもるにいちゃん!」っていったんだ。ぼくは、びっくりした。いったい、どうなってんの? ぼくは、カイトだよ。カ・イ・トだよっ。
7月23日
まもるにいちゃんは、おじいちゃんのおにいさん。せんそうがおわったとしに、しんじゃったんだって。ぼくと、おなじ七さいだったんだよ。かわいそうだね。
「おじいちゃんは、びょうきになって、いろいろなことが、わからなくなってきているのよ」おかあさんが、ちょっぴりかなしいこえで、ぼくにいった。
8月5日
おかあさんにいわれて、くさむしりをした。そのとき… あれえ? ぼくは、びっくりした。にわのすみのすなばに、ぽこぽこっと小さなまるいあなが、五こぐらいあいていたんだ。
8月9日
すなばにあいた、ぽこぽこっとしたあな。おとうさんとおかあさんにきいても、わからないんだ。だから、こんどは、ぼくは、おじいちゃんの手をひいて、あのあなのことを、きいてみたんだ。
●夏休みの始まりとともに、カイトはおじいちゃんと一緒にくらすことになりました。病気のせいで子どものようにお母さんを困らせるおじいちゃんに、カイトは戸惑いをかくせません。ある日、ふとしたことがきっかけで二人は一緒におふろに入ることになります。「まもるにいちゃん」としておじいちゃんの世話をやくうちに、楽しい気もちになったり、寂しい気もちになったり…孫の目線でおじいちゃんとのひと夏のふれあいがやさしく語られます。
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