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2年生の今月の本


ときあかしましょうがっこう すきなじかんきらいなじかん タイトル ときあかしましょうがっこう すきなじかんきらいなじかん
著者 宮下 すずか(作) 市居 みか(絵)
出版社 くもん出版
 

 「さんきちくーん!」あさの7じはん、いぬの きゅうたくんは、ミーアキャットの さんきちくんを もんのところで よびました。あわてて いえから とびだして きたのは、さんきちくんの おかあさんでした。「まあ、きゅうたくん おはよう。さんきちったら、なかなか おきなくて。ごめんなさいね、あと3ぷん、3ぷんだけまってね」
 きゅうたくんは、「また まつのか」とためいきを つきながら、「3ぷんって どの くらいかなあ?」とおもいました。3ぷんといえば、大すきな カップラーメンの できあがりをまつじかん。この3ぷんかんの ながいこと ながいこと。それに、せかいを すくう男〈エスエスマン〉がわるものを ぼこぼこに やっつけて、じぶんの ほしへ かえっていくまでの じかんも 3ぷんかんです。その3ぷんかんは、もうあっというまです。「おなじ 3ぷんなのに、どうして こうもちがうのかな?」きゅうたくんは さんきちくんを まちながら、そんなことを かんがえていました。

●時計の針はいつも同じ速さで進んで、みんなに同じ時間を知らせているはずなのに、好きな時間・楽しい時間はあっという間に過ぎていってしまいます。反対に、嫌いな時間はなかなか過ぎていきませんよね。みなさんもこんなふうに感じたことはありませんか?

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