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> へいきの平太郎 稲生物怪物語
タイトル | へいきの平太郎 稲生物怪物語 | |
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著者 | 寮 美千子(文)クロガネジンザ(絵) | |
出版社 | ロクリン社 | |
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稲生(いのう)平(へい)太郎(たろう)は、備後(びんごの)国(くに)のお侍(さむらい)の子。小さいときから肝(きも)がすわっていて、なにを見ても、おどろきません。ですから、「へいきの平太郎」と呼ばれていました。おとうさんとおかあさんが早くに亡くなり、まだ子どもでしたが、三次のお屋敷(やしき)に、一人で住んでおりました。 ●この日から昼夜を問わず、平太郎の家にはいろんな化け物が出るようになります。一つ目小僧に逆さ生首、ぶらぶらヒョウタン…あの手この手をつかって、平太郎をおどろかせようと挑んできて、それは30日間も続きました。この話は江戸時代に本当にあった怪談話とされていて、平太郎も実在の人物です。三次市に伝わる「稲生物怪録絵巻」といえば、耳にしたことがある方もいらっしゃるでしょうか。「三次もののけミュージアム」という妖怪をテーマにした博物館がオープンしたことでも話題にもなりましたね。それも踏まえると、より興味がわくかもしれません。 |