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> サンタクロースのはるやすみ
タイトル | サンタクロースのはるやすみ | |
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著者 | ロジャー・デュボアザン(作・絵)小宮 由(訳) | |
出版社 | 大日本図書 | |
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きせつは、はるです。イースターの日もちかいのに、サンタクロースのすむ ほっきょくは、まだ いちめん ゆきで おおわれています。「なあ、おまえ」サンタクロースは、おくさんに いいました。「ときどき わしは、この つめたい かぜと ゆきに あきあきするよ。そこで、すこし おもちゃづくりを やすんで、はるやすみを とろうかと おもっとる。町に はるの花を 見に行くんだ」サンタクロースは クリスマスの日しか、町に いっては いけません。みんなが クリスマスのことを すっかり わすれている はるに、サンタクロースが町を さんぽしているのを見たら、どう思うでしょう。おくさんは、そんなことは ばかげていると いいました。けれども、サンタクロースは にっこり わらっていいました。「わしはな、おしのびで いこうとおもっとるんじゃ。赤いコートは タンスにしまって、まるで りょこうに きた人のような ふつうの かっこうで でかけるんじゃよ」 ●正体をかくしてやってきた町は、何もかもが明るく生き生きとしていました。同じ町なのに、クリスマスの時期の風景とは、花も木も鳥も人もまるでちがいます。初めて訪れた町のようだと、サンタクロースはあたたかく幸せな気もちにひたります。しかし、そんな感動も束の間、やっぱりおひげや赤いお鼻はサンタクロースそのもの。ふとしたことがきっかけで、「サンタクロースのどろぼうだ!」と疑われて町は大騒ぎに。せっかくの春休みはどうなってしまうのでしょう。 |