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2年生の今月の本


ひとりになったライオン タイトル ひとりになったライオン
著者 夏目 義一(文・絵)
出版社 福音館書店
 

 わかい ライオンが かぞくを はなれて、ひとりで くらすことになった。ライオンは サバンナを とぼとぼ あるいていく。きょうからは おとうさんに あうことも、おかあさんが とってきた えものを たべることも できなくなった。
 ああ、おなかが すいたなあ。
 わかい ライオンは、ちからが おとうさんより つよくない。たてがみの いろは うすいし、はなさきの いろも くろくない。
 でも、おれは ライオンだ! じぶんひとりで やっていくしかない。
 そのとき… あっ、シマウマのこどもだ!
 ライオンは あわてて くさむらに みを かくした。

●私たちのイメージするライオンといえば、百獣の王、強い、かっこいい・・・といったところを思い浮かべるでしょうか。しかし、それはどんなライオンでも最初からそんなことはないのです。独り立ちして間もない若いライオンは、広い草原の中では大自然の厳しさにさらされます。その一部始終をちょっとのぞいてみてみましょう。

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