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タイトル | 王さまと九人のきょうだい | |
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著者 | 君島 久子 訳 | |
出版社 | 岩波書店 | |
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ある村に、年よりの夫婦が住んでいました。二人は子どもがほしかったのですが、なかなか子どもは生まれません。 ある日のこと、おばあさんが、池のほとりで泣いていると、池の中から、老人があらわれました。老人は、おばあさんに、泣いているわけをたずねました。おばあさんがわけを話すと、老人は、一粒飲むと子どもが一人生まれるという薬を九つくれました。 おばあさんは、家に帰ると早速薬を一粒飲みましたが、一年たっても、赤んぼうは生まれません。おばあさんは、まちきれずに、薬を全部飲んでしまいました。すると、まもなく九人の赤んぼうが生まれたのです。しかし、貧乏な二人には、九人もの赤んぼうを育てていくことができません。二人が困っていると、そこにいつかの老人があらわれました。 |