公園でどんぐりを拾っていたリナは、いつのまにか知らない道に出てしまいました。道の両側には、大きなポプラの木が並んでいます。ふしぎなことに、どの家もしいんと静まりかえっています。通りに、一軒のお店がありました。道を聞こうと近づいてみると、 家の前に、赤い？マークの看板がたっています。そして玄関のドアには、こんなことを書いたふだがかかっていました。

「なぞなぞ屋。なぞなぞ 売ります、買います」

　 おもしろそう。リナは なんだか胸がどきどきしてきました。

　玄関のドアを開け、
「こんにちは」
と、あいさつをしました。すると、しばらくして、
「オッホン！」
と、大きなせきばらいがきこえてきました。家の中にいたのは、大きな白うさぎでした。