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2年生の今月の本


ともだちのたまご タイトル ともだちのたまご
著者 さえぐさ ひろこ
出版社 童心社
 

 ちびうさぎは、山のむこうの野原から、ひっこしてきたばかり。
「友だちがいたらいいのになぁ」
 ちびうさぎは、おやつをもってでかけることにしました。

  木の下にこりすがいます。
「ね、ねえ、にんじんクッキー食べない?」
「くるみクッキならね」
 こりすはひゅんと木にのぼってしまいました。こんどは、こざるに会いました。

「あのー、いっしょにあそばない?」
「木のぼりできなきゃ、はなしになんない」
 こざるは、べつのえだにとびうつってしまいました。

 そこへからすがやってきていいました。
「そのうまそうなクッキをくれたら、すごいもんをやるぜ」
からすは、白くて丸いものを見せました。どうみても、ただの石です。でもからすは、これが「ともだちのたまご」だといいます。だいじにしたら、友だちが生まれてくるのだそうです。なやんだちびうさぎは、クッキーとたまごをこうかんすることにしました。

●この後、ちびうさぎは、一匹のこぎつねに出会います。こぎつねは、たまごを見て、きっとだまされたんだと言いますが、ちびうさぎは友だちが生まれるんだと信じ続けます。そんなちびうさぎの姿を見たこぎつねも、どうかこのたまごが本物でありますようにと願うのですが……。

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