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2年生の今月の本


ライオンの考えごと タイトル ライオンの考えごと
著者 増本 勲
出版社 ブックローン出版
 

 むかしむかし、世界じゅうの 動物たちが、みんな いっしょに くらしていた ころのこと。動物の王さま ライオンは、たいくつしのぎに、あるゲームを 思いついた。そのゲームとは、“しりとり”である。ライオンが、だれかこないかと まっていると、しばらくして、のそのそと、アルマジロが 目の前を とおりすぎようとした。
「おいおい、アルマジロ。ちょっと待て」
「なっ、なんでしょうか、ライオンさま」
 アルマジロは、ギクッとして、ひたいに 汗を一すじ たらしながら ふりかえった。ライオンは、アルマジロにいった。
「おまえの 名前の、おしまいの 字から はじまる 動物を つれてくるんだ。さもないと、きさまを 食べてしまうぞ!」
 アルマジロは、こまりはてて、橋の下にすわりこんでいた。すると、コトコトと 音を たてて、だれかが 橋を わたった。それは、のろまそうな ロバだった。

●こうして、しりとりのように、つぎつぎと動物が出てきます。それぞれ自分の次の動物をどうやってライオンのところまで連れていくのか、それも面白おかしく書いてありますので、楽しんでみてください。

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