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2年生の今月の本


おしゃべりネズミのてがみ タイトル おしゃべりネズミのてがみ
著者 なるみや ますみ
出版社 ひくまの出版
 

 大きなけやきの木の下の、ちいさな古い家。ここが、みゆきのおじいちゃんの家です。今日から三日間、みゆきはひとりでおじいちゃんの家にとまるのです。夜、みゆきは、おじいちゃんがひいてくれたピンク色のふとんにもぐりこみました。それから一時間後。

 ドタドタドタ ドタドタドタ

  とつぜん、てんじょうの上を、たくさんの足おとが、とおりすぎていきました。
「おばけだ!」
みゆきはびっくりして、おじいちゃんにしがみつきました。
「だいじょうぶ、あれはねずみだよ」
と、おじいちゃんは言いました。おじいちゃんが何と言ったって、みゆきには、おばけの足おとに聞こえました。

 あさになりました。みゆきのまくらもとに手がみがおいてあります。あけてみて、びっくりしました。それは、ネズミからの手がみだったのです。

「みゆきちゃんへ
ぼくわ うえにすむ ねずみです きのうのよる うるさくして ごめん ねずみ」

●この手紙、実はおじいちゃんが書いたものだったのです。それを知ったみゆきは、おじいちゃんとけんかをしてしまいます。でもある夜、みゆきの前に本当にねずみが現れたのです。

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