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> バレエをおどりたかった馬
タイトル | バレエをおどりたかった馬 | |
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著者 | H・ストルテンベルグ | |
出版社 | 福音館書店 | |
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これは、いなかに住んでいたある馬のお話です。その馬は、ぶたとめんどりとひつじといっしょに、大きな赤い家でくらしていました。いなかのくらしは、とてものどかで、楽しいものでした。でも、 そんなある日、馬はひとりで、すこし遠くまでさんぽにでました。いなかの道をとことこ歩いていくと、見知らぬ人たちがしょんぼりと道ばたに、こしをおろしていました。馬ははじめ、サーカス団の人たちかなと思いました。とても変わった服を着ていたからです。けれども、そのうちのひとりがいいました。 「おれたちは、旅のバレエ団さ。楽隊といっしょに、国じゅうをまわってるんだ。けど、きょうは道にまよっちゃって……」 |