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3年生の今月の本


魔女のたまご タイトル 魔女のたまご
著者 マデライン・エドモンドソン
出版社 あかね書房
 

 アガサは、魔女です。それも、すごく年をとっている、へそまがりのおばあさん魔女です。アガサは、ひとりっきりですんでいます。アガサには、ともだちがいないのです。ともだちなんてものは、ただのいちどだって、できたためしがありませんでした。

  アガサは、ひるまはかたかけにくるまって、巣の中でねむっています。そして、夜がくると、ほうきにのって町にとんでいき、しごとにとりかかります。町のひとたちをこわがらせてやるのが、アガサのしごとなのです。

  あるばん、アガサが町ではたらいているあいだに、アガサのいえに、おかあさんカッコーがやってきて、たまごを一つ、うみおとしていきました。町からかえってきたアガサがみると、大きなたまごがころがっています!
「このたまごをこんなところにうんだ、ぶれいもののとりは、どこにいるんだい!」
 でも、かあさんカッコーはみつかりませんでした。アガサは、何日も何日も、しごとを休んで、巣の中で、たまごがかえるまであたためつづけました。

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