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> おばけ屋のおばけかぶ
タイトル | おばけ屋のおばけかぶ | |
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著者 | あわた のぶこ | |
出版社 | 小峰書店 | |
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ちかごろでは、わしらおばけを見ても、こわがる子どもが、少なくなってしもうた。それでじゃ、わしら、おばけたちは、いきいきはたらけるように会社をつくった。おばけがいきいきとは、こりゃおかしいか……。 夏の終わりの夜のこと。小さな町のふるいふるいお寺のへやで、おしょうさんがぐっすりねむっていると、大きな黒いかげがすうっとまくらもとにあらわれました。耳もとで、 よく朝起きてびっくり、おしょうさんはこしがぬけるところでした。お寺の本どうにぴったりひっついて、『かぶしきがいしゃ おばけ屋』とかんばんのついた、四かいだてのかびくさいビルがたっているではありませんか! おしょうさんは、「おばけ屋」のビルを見学してみることにしました。会社のろうかには、おばけ屋社員の写真と仕事先がはりだされています。この会社は、仕事のちゅうもんがくるとおばけが仕事先にはたらきに行く、おばけのはけん会社だったのです……。 ●ほのぼのとしたエピソードがいっぱいで、いつの間にかどんどんページをめくって読み進んでいってしまいます。おばけたちの楽しいセリフがたくさん出てくるので、おばけになりきって、音読してみると、より楽しめそうです。 |