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3年生の今月の本


そよ風とわたし タイトル そよ風とわたし
著者 今江 祥智(作) 上野 紀子(絵)
出版社 ポプラ社
 

 むかし、山のむこうのとおい村に、「プン」という名前の女の子がいました。プンは、十さいごろから、お兄さんやお姉さんに、いろいろな術を教わってやってみますが、なかなか上手くいきません。     
 すると、お母さんから「お前はまだ十さいなのに、いろいろなことをやりすぎます。一つだけでいいから、ちゃんとできるまでやってごらんなさい」と言われます。

 そして五十年後、プンは、どんな場所にでもたくさんの花をさかせることが出来る、りっぱなまほう使いになりました。ところが、プンのお父さんは、風をおこすのが大の得意。そばを歩くだけで、そのあたりの砂がまい、せっかくプンがさかせたお花も風にとばされてしまい、おちついて話もできません。こまったお父さん。私がほしいのはそよ風なのに……。

●色彩的に暗い感じがしますが、プンのかわいらしさや、ふしぎな雰囲気が物語をより魅力的にしています。ぜひ、お子さまと一緒に読んでみて下さい。

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