トップページ > 読書案内 >  3年生の今月の本 > 3年生におすすめの本
 > あのころは忍者だった

3年生の今月の本


あのころは忍者だった タイトル あのころは忍者だった
著者 堀内 純子(作) 岡本 美子(絵)
出版社 教育画劇
 

 「プレゼントなんか、あげないよっ」となりのいえの2かいでは、今、リョウくんのおたん生会をやっている。あけっぱなしのまどからは、にぎやかなこえがきこえてくる。ユカは、リョウくんのへやをようくしっていた。ようちえんのころなんか、まい日あのへやであそんでた。

 きのう、リョウくんのおばさんに会うまでは、ユカもおたん生会によばれるものと思っていた。いつだってそうだったんだもの。でも、おばさんは、「ごめんね、ユカちゃん。リョウったら、9才にもなった男子は、もう女の子とはあそばないものだ、というのよ。たん生会に女の子をよばないって、みんなできめたらしいの。」……そんなのって、あり?ユカは、リョウくんにプレゼントなんか、あげない!ときめた。だけど……。

●「幼稚園のころから、ずっと仲良しだったのに、どうして急に一緒に遊べないって言うの?」と、とまどうユカの前に、『おかしな人』が現れて……。この主人公たちのように、“男子”“女子”を意識しはじめる年齢の子供たちには、共感できる気持ちがたくさんあるのではないでしょうか……。

Page Top