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3年生の今月の本


こぎつねコンとこだぬきポン タイトル こぎつねコンとこだぬきポン
著者 松野 正子(作) 二俣 英五郎(画) 
出版社 童心社
 

 つばき山にきつねの女の子、こぎつねコンが、杉の木山にはたぬきの男の子、こだぬきポンが住んでおりました。

  コンもポンも、いっしょにあそぶともだちがほしくてたまりません。けれども、つばき山にはコン一家のほかに、杉の木山にはポン一家のほかにはだれもすんでいないのでした。

  あるとき、川をはさんだがけっぷちで、むこうがわのだれかさんとうたのうたうたいっこをしてあそんでかえったふたりに、それぞれの親たちは、
「たぬきなんか、ともだちなもんですか!」
「きつねとうたうとは、なんたること!」
としかります。きつねとたぬきの親たちは、どちらも古くからひどくにくみあっていて、なかよくすることをゆるしてくれないのでした。

●ひとりでうたをうたっても、ひとりでかくれんぼや木のぼりをしても、おもしろくないもの。コンとポンは、いいつけをやぶって、こっそりと山のがけっぷちまでやってきます。やっぱり、川のむこうのだれかさんといっしょにあそぶほうが、とっても楽しいのです。

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