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> こぎつねコンとこだぬきポン
タイトル | こぎつねコンとこだぬきポン | |
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著者 | 松野 正子(作) 二俣 英五郎(画) | |
出版社 | 童心社 | |
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つばき山にきつねの女の子、こぎつねコンが、杉の木山にはたぬきの男の子、こだぬきポンが住んでおりました。 コンもポンも、いっしょにあそぶともだちがほしくてたまりません。けれども、つばき山にはコン一家のほかに、杉の木山にはポン一家のほかにはだれもすんでいないのでした。 あるとき、川をはさんだがけっぷちで、むこうがわのだれかさんとうたのうたうたいっこをしてあそんでかえったふたりに、それぞれの親たちは、 ●ひとりでうたをうたっても、ひとりでかくれんぼや木のぼりをしても、おもしろくないもの。コンとポンは、いいつけをやぶって、こっそりと山のがけっぷちまでやってきます。やっぱり、川のむこうのだれかさんといっしょにあそぶほうが、とっても楽しいのです。 |