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> はるにあえたよ
タイトル | はるにあえたよ | |
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著者 | 原 京子(作) はた こうしろう(絵) | |
出版社 | ポプラ社 | |
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マークとマータはふたごのこぐまです。はじめての長い冬眠から目をさましたばかりで、まだ外に出たことがありません。 ――この森にももうすぐはるがやってくる。あたたかくなって、草のめが出て、赤や黄色やいろいろな色の花がさく。花のまわりには、ちょうちょもひらひらとんでくる。森の友だちもたくさんできるだろう。――おとうさんやおかあさんからはるの話をきいて、マークとマータは、はやくはるが見たくてたまらなくなりました。 次のあさ、外を見ると、おひさまがちょっとかおを出して、冷たい風もやんで、木や草も今日はふるえていませんでした。「もう、はる、きてるかな?」「はる、さがしに、いってきてもいい?」そういってマークとマータは、はるをさがしに、元気にかけだしていきました。 ●はじめてのはるにわくわくして、待ちきれなくなったマークとマータは、春をさがしに森にかけだします。けれども、まだまだ冬の残っている森の中では、おとうさんやおかあさんが話していたような春はなかなか見つかりません。そんな二人の前にあらわれたものとは……。 あたたかな春のよろこび、うれしさを味わうことのできるやさしいお話です。 |