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> こっそり おてがみ
タイトル | こっそり おてがみ | |
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著者 | 内田麟太郎(文) 福田岩緒(絵) | |
出版社 | 草土文化 | |
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友だちがほしいのに……。口をきくのがはずかしい。そんなはずかしがりやのタヌキが、その山の小川のほとりにもいました。それも、川上に一ぴき、中流に一ぴき、川下に一ぴき。あわせて三びきも。三びきは、同じ山でくらしていながら、たがいに、たずねていったことも、口をきいたこともありませんでした。 ●その日から、わかいタヌキは手紙の返事にそわそわ。ミミズを食べるのもそこそこに、小川が気になって仕方がありません。そのうち、返事のなかなか来ない理由を「ぼくをこわがっているのかな」「おとなしいと思われているのかな」「おっちょこちょいだと思われたかな」などと、あれこれ考えはじめます。うれしい日は、はたしてやってくるのでしょうか。新しいお友達ができる時の、期待と不安が入り混じった気持ちに、きっとお子さんも共感することでしょう。 |