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タイトル | 鼻がにげた | |
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著者 | わだ よしおみ(作) ナメ川 コーイチ(絵) | |
出版社 | 岩崎書店 | |
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たかしくんのお父さんの鼻は、はれ上がって大きくてまあるいスポンジボールのような形をしている。会社でも鼻の課長さんと呼ばれて有名だ。 そんなお父さんの立派な鼻が突然、逃げ出した。朝起きると、お父さんの顔から鼻がなくなって、顔の真ん中がつるんつるんになってしまっていたのだ。 思い出せば、鼻が逃げ出す前の日、お父さんはデパートでの催し物の鼻のコンクールで特別賞を受賞して、そのあと鼻の入れ替えマジックに参加していた。 この入れ替えマジックで、お父さんの大きな鼻はコンクールで1位だったかわいい女の人に、1位の女の人のきれいな鼻が2位のわかい男の人に、そして2位の男の人のすらりと高い鼻がお父さんに取り替えられていた。でも、マジックが終わったあと、鼻はみんな元通りになっていたはず……。 それなのに、どうして、鼻は逃げ出してしまったのだろう? そして鼻はどこへいったのだろう? ●逃げ出したお父さんの大きくてまあるい鼻を、みんなで捜すというとてもユーモアあふれる作品です。とても愉快なお話ですので、お子さんも先を知りたがって、どんどん読み進んでいかれると思います。 |