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3年生の今月の本


りっぱなおおかみになりたい屋 タイトル りっぱなおおかみになりたい屋
著者 中島 和子(作) 秋里 信子(絵)
出版社 ポプラ社
 

 ドジでおっちょこちょいのおおかみくんは、このところずっと「りっぱなおおかみ」について考えていました。それというのも、「最近読んだ『世界のごりっぱなおおかみたち』という本に、すっかり心をうばわれてしまったからです。その本には、さまざまな世界でかつやくする「りっぱなおおかみ」がのっていました。科学者、アイドル歌手、ケーキ屋さん、学校の先生などなど。
「ぼくもはたらいて『りっぱなおおかみ』になろう!そして『世界のごりっぱなおおかみたち』にのせてもらうんだ!」
 そう決意したおおかみくんは、さっそく、自分にぴったりの仕事を考えました。
「はあ……。考えごとをすると、おなかがすくなあ。ほかほかのコロッケなんか、いますぐパクッとたべたいな。森の中にも、コロッケ屋があったらいいのに……。ん?」
 そのとき、おおかみは、ぱっと顔をかがやかせました。
「そうだ、ぼくがコロッケ屋をやればいいじゃないの!そしたら、たべたいときにいつでもコロッケがたべられるよ」
 こうして、おおかみくんはコロッケ屋をはじめたのですが、はたしてうまくいくのでしょうか?

●お子さんには、大きくなったらなりたいものがあるでしょうか? このおおかみくんは、次々となりたいものに挑戦するのですが、なかなかうまくいきません。そんな時、友達が勇気付けてくれて、もう一度夢に向かって挑戦するのです。このお話を通じて、お子さんと一緒に夢について話してみるのもいいかもしれませんね。

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