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> たのしいこびと村
タイトル | たのしいこびと村 | |
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著者 | エーリッヒ・ハイネマン(作) フリッツ・バウムガルテン(絵) 石川素子(訳) |
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出版社 | 徳間書店 | |
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なきむし村の農場に、古ぼけた小屋がひとつありました。その小屋には、ねずみの一家が住んでいました。ある年のこと、わるい天気がつづいて、国じゅうで作物がとれなくなりました。もちろん、ねずみの一家も食べるものにこまりました。子どもたちはみんな食べざかりです。子どもたちのおなかがクウクウ鳴るのを聞くと、おとうさんのプッツはかわいそうでたまりませんでした。 いよいよ食べ物がなくなってくると、プッツはふと、なくなったおとうさんが話してくれたことを思い出しました。 プッツは、家族をのこし、一番上のむすこのピープスをつれて、出かけることにしました。こびと村への旅が、今始まります。 ●五つの丘を越え、プッツとピープスは、ようやくこびと村に辿りつきました。こびと村は、夢のように美しいところでした。虫たちの羽に色づけするペンキ屋、自分の足にぴったりの靴を作ってくれる靴屋、とびきりおいしいケーキ屋。どのこびとたちも、一生懸命働いています。ドイツで60年も読み継がれている楽しいお話です。 |