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> スペースシャトルぶんどり大作戦
タイトル | スペースシャトルぶんどり大作戦 | |
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著者 | 浜野 えつひろ(作) 久住 卓也(絵) | |
出版社 | 旺文社 | |
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まなぶは、ゲームマシンを買ってほしくてたまりません。友だちは、みんな持っているのに、まなぶのお母さんは、ゆるしてくれません。そんなある夜、お父さんが、かいぞうしたコンピュータを持って帰ってきました。お父さんは、スペースシャトルの打ち上げに関係する仕事をしています。仕事でいらなくなったコンピュータをゲームマシンにしてくれたのです。見た目は、ぶかっこうですが、最新のゲームソフトで遊ぶこともできます。お父さんは、それを「しじょう最強のコンピュータ」だといいます。 ところが、あるとき、コンピュータが突然しゃべりだしました。このコンピュータの名前は、AIS1(アイスワン)。AIS1は、スペースシャトルの頭のう用につくられたコンピュータでした。しかし、こしょうが見つかったため、交かんされてしまったのでした。でも、AIS1は、まなぶにたのみます。自分は、本当は、こしょう品ではない。それをわかってもらうためにも、スペースシャトルにしのびこんで、自分を組みこんでほしいと。 ●少し前までは、宇宙行きたいという夢は、まったくの夢物語のように感じられていましたが、今のお子さんたちの時代では、実現が不可能なものでもなさそうになってきました。 この本には、メモリーボード、人工知能、シミュレーションなどをはじめとして、科学的な言葉や表現が多く出てきます。その一方で、まなぶと友達とのやりとりなどは、子供たちの日常生活そのもので、読んでいくうちに、まなぶに親近感を感じながら、自然に、ストーリーの中へと引き込まれていきます。とくに後半からの、まなぶとAIS1が、打ち上げセンターに入っていく部分では、きっと、ハラハラ、ドキドキしながら、ページをめくられることでしょう。 |