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> こすずめチピのぼうけん
タイトル | こすずめチピのぼうけん | |
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著者 | マリオ・ローディ(作) 佐藤 智子(訳) 伊藤 寛(絵) |
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出版社 | 福武書店 | |
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すずめのチピは、チピチピと、大声でないたので、「チピ」と名づけられました。小さいころから、兄弟の中でも一番のいたずらっ子でした。屋根のえんとつの上を、ぴょんぴょんとびまわっているうちに、落っこちて人間の子どもにつかまったり、ねこのとがったツメが見てみたくて、近づきすぎて、けがをしたりです。でも、そうして、あぶない目にあいながらもチピは、世の中には危険があること、そして、それと同時に、美しいものもたくさんあることを学んで、成長していきます。 ある冬の夜こと、チピは、仲間のこすずめたちが、ふくろうにだまされて、つれさられてしまうのを目げきします。でも、すずめたちの間では、ふくろうは、困った時にやさしい言葉をかけてはげましてくれる特別な生き物として、昔から信じられていました。仲間を集めて、ふくろうの正体を伝えても、信じてくれるものは、わずかです。それどころか、うそつきだといわれてしまうのでした。 ●チピは、なんとか真実を証明しようと考えます。そうして、自分の子どもたちには、「正直な者でいるために、働き者でいるように。愛される者になれるように、いい子でいるように。真実をみわけるために、よく目をひらくように。そして、自由を守るために、勇敢なものでいるように」と教えます。 作者とその生徒たちが、教室の窓からすずめを観察して、創作した物語です。 |