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> 大きなタブノキ
タイトル | 大きなタブノキ | |
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著者 | 木暮 正夫(作) 野村 たかあき(絵) | |
出版社 | 教育画劇 | |
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夏の暑い日の昼下がり、とつぜん、にわか雨がおちはじめました。とうげ道のわきにある、太くてたくましいタブノキの下で、馬かたの六さん、旅のおぼうさんと、ひきゃくが、雨やどりをしながら、話していました。 そのころから約二百年の月日が流れました。峠のようすもすっかりかわってしまい、峠の下のほうでは、ダムの工事がはじまっていました。ダムができるとタブノキは水の底にしずんでしまいます。村の分校の子どもたちは、あかね先生にうったえました。 ●タブノキは、うつしかえるには、年をとりすぎていました。千年以上もの間、村の人の暮らしとかかわり、世の中を見つめ続けてきた『千年タブノキ』は、どのような形で、残すことができたのでしょうか。世代をこえた長い時間の中での、命のつながりを感じてください。 |