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3年生の今月の本


かしこいさかなはかんがえた タイトル かしこいさかなはかんがえた
著者 クリス・ウォーメル(作・絵)
吉上 恭太(訳)
出版社 徳間書店
 

 むかしむかし、人間なんかだあれもいなかったころのこと。海にはかわったさかながたくさんいた。その中でも一番すごいのは、かしこいさかなだった。かしこいさかなは、頭がいいだけではなかった。歌ったり、おどったりすれば、みんなうっとりした。絵はうまいし、詩をつくってきかせれば、みんなむちゅうになった。でもそんなかしこいさかなでも、どうしてもできないことが一つだけあった。かしこいさかなは、りくの上にいってみたかったんだ。
「ああ、りくの上をたんけんしたいなあ。おひさまの下で、そよ風にふかれたら、きもちがいいだろうなあ」
 さかながりくを歩くなんてむりな話だが、かしこいさかなはあきらめなかった。考えに考えて、とうとう思いついた。あしだ!あしであるこう!かしこいさかなは、かっこいいあしを四つつくって、ひれにはき、すなはまをあるきだした!

●魚から人間まで進化の過程がユーモアを交えながら描かれています。人間はどうやってうまれたのか、興味を持たれるお子さんも多いのではないでしょうか?

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