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プカプカといいます
タイトル | おいらはコンブ林にすむ プカプカといいます |
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著者 | 岩佐 めぐみ(作) 高畠 純(絵) | |
出版社 | 偕成社 | |
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プカプカはコンブ林にすむラッコ。生まれ故郷のラッタッタ島から旅に出て、いまはコンブ林でひとりぐらしをしています。ひとりがすきだから、ちっともさびしくなんかありません。自称「旅ラッコ一匹ラッコ」。 さて、プカプカにはさいきん気になっていることがありました。それは、しばらく前に手紙をたくさん書いて、郵便配達員のザラシーにくばってもらったのです。それで、そろそろ返事がきてもいいころだなーと、ひそかにまっているのです。ところが、いつまでたってもザラシーはあらわれず、プカプカへの返事はやってきません。こちらからたしかめに出かけたいほどですが、返事をこんなに楽しみにしている自分が、一匹ラッコとしてははずかしい気もするのです。 「ザラシーのやつ、さぼってどこかで『あっちむいてホイ!』やってるんじゃないか?」そんなふうにいらいらしていたときです。プカプカのところに見なれない顔がたずねてきました。背中には大きな荷物をしょっています。 ●一匹ラッコ、プカプカのもとへ、奇妙なお客さん、ウミガメのカメ次郎がやってきました。カメ次郎は、あさ起きるとすぐ出かけては夕方に帰ってきたり、ノートになにやら書き込んでいたり、コソコソしていてとてもあやしいのです。 |