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3年生の今月の本


いえでででんしゃ タイトル いえでででんしゃ
著者 あさの あつこ(作) 佐藤 真紀子(絵)
出版社 新日本出版
 

 きらい、きらい、ママなんか、大きらい。今日、さくら子は9年間生きてきて、はじめての家出をしました。なぜなら、「ムジツのツミ」なのに、ママが、さくら子の言うことをちゃんときいてくれないで、
「うそついちゃだめ。おねえさんなんだから、ちゃんとして」
なんて、しかったからです。家をとびだしたさくら子が、えきにやってくると、1りょうだけの茶色いボロボロのでんしゃが、ガッタコト、ガッタコトと、大きな音をひびかせながらやってきました。「へんなでんしゃだな」とは思いましたが、ガイコツみたいなしゃしょうさんに、
「『いえでででんしゃ』ですよ。家出する子は、みんな、のるんですよぉ。ただですよぉ」
と声をかけられて、さくら子はそのでんしゃにのりこみます。さくら子たちをのせた『いえでででんしゃ』は、いったいどこへいくのでしょう?

●『いえでででんしゃ』には、さくら子の他に、隣のクラスのけいすけくん、さらには、家出した鳥や深海魚の子どもたちも乗ってきます。みんなを乗せて、不思議な『いえでででんしゃ』はどこに向かうのでしょうか?子どもの目線で子どもの気持ちが描かれており、親の立場としても考えさせられる作品です。

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