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> 大どろぼうブラブラ氏
タイトル | 大どろぼうブラブラ氏 | |
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著者 | 角野 栄子(作) 原 ゆたか(絵) | |
出版社 | 講談社 | |
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大どろぼうブラブラ氏の家は、代々つづく有名な大どろぼうでした。一口に有名といっても、人によっていろいろです。たとえば、ブラブラ氏のおじいさまのトレトレ氏は、人がはいているクツを、その人が気付かないうちにぬすんでしまうことで、有名でした。また、17代前のミウミウ氏は、ちょっとかわった大どろぼうで、ミウミウ氏に会った人は、とたんにミウミウと泣きたくなり、笑わなくなってしまうのです。それで、「笑い声どろぼう」なんてよばれて、有名でした。さらに、この大どろぼう一家をきずきあげた初代ポイポイ氏は、この世で一番大きなものしかぬすまなかったので、たいへん有名でした。ポイポイ氏はなんと、おしろをまるごとぬすんだこともあるのです。 さて、こうしたふうがわりな大どろぼうの家系の中でも、このお話の主人公であるブラブラ氏は、そうとうふうがわりな大どろぼうでした。 ●泥棒のくせに、大変な見栄っ張りで目立ちたがり屋なブラブラ氏が、突然日本にあらわれました。風変わりな大泥棒と、自信家でちょっとおっちょこちょいの刑事の対決に、ワクワクドキドキ。30年ほど前に発表された作品の再版になりますが、古さは全く感じられず、とても楽しく読み進められます。 |