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> 栗栖ちくりん
タイトル | 栗栖ちくりん | |
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著者 | いわむら かずお(作) | |
出版社 | 理論社 | |
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うさぎの宇崎はるさんと、ねずみの根津あかねさんが、いそぎ足で牧場のわきの坂道をのぼっていきます。坂のとちゅうのくりの木の枝に、栗栖さんのだんなさん、りすのちくりんさんがすわっていました。 ちくりんさんのふだんの仕事は、くるみの実やまつぼっくりをとったり、秋にはその木の実を地面にうめてたくわえ、春になったらほりだしたりすることです。そんな仕事のほかに、ちくりんさんには、しゅみがありました。それは、ゆうひの丘でおきるなぞの事件を調べて、かいけつさせることなんです。私立探偵とでもいいましょうか。事件がおきたとなれば、調べないわけにはいきません。こうして、ちくりんさんは、事件の手がかりを見つけるため、調査にでかけたのでした。 ●ゆうひの丘に現れる、なぞの怪物の正体を突き止めるため、栗栖ちくりんが立ち上がります。たくさんの動物が登場しますが、りすの「栗栖ちくりん」、うさぎの「宇崎はる」など、そのネーミングもユニークで、お話の面白さを引き立ててくれます。皆さんもちくりんさんと一緒に、怪しい怪物の正体を推理してみてください。 |