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3年生の今月の本


わたしはなんでも知っている タイトル わたしはなんでも知っている
著者 令丈ヒロ子(作)カタノトモコ(絵)
出版社 ポプラ社
 

わたしの家は医院(いいん)やねん。まちあい室にいる患者(かんじゃ)さんから町のうわさ話をよく聞くから、町のことをよう知ってんねん。あとわりと学校の成せきもええし、年のわりには漢字もいっぱい読めるねん。「なんでも知っている」っていうてしもても、ええんちゃうかな? 町のおばちゃんたちにも、「頭もええし、将来(しょうらい)が楽しみですわ」なんて言われてるし。
そんなある日、わたしは公園で、銀色(ぎんいろ)に光るチョッキを着(き)て、ミルク色のつえをついた、けったいなおじいさんに出会った。ほんでおじいさんは「今まで知らんかったことが、どんどんわかる薬(くすり)があったらほしいか?」とわたしに聞くんや。「ぜったいにほしい!」と答えると、おじいさんは黒(くろ)いキャンディのようなものをつえからだして、てのひらでころがした。

●主人公のクス子ちゃんは、不思議なおじいさんからもらった薬で、今まで知らなかった知識をどんどん知ることができると思いました。ですが、おじいさんと出会った翌日、クス子ちゃんが知ったのは全く予想外なことばかりでした。

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