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3年生の今月の本


アイスミルクは永遠に タイトル アイスミルクは永遠に
著者 杉山 亮(作) 小林 裕美子(絵)
出版社 あかね書房
 

 町のまん中にあるケーキ屋「シェルブール」。そこには、ショコラとセーヌとナポレオンという3人の店員がいる。3人が作るケーキはおいしいとひょうばんで、店はいつも大にぎわいだ。だが・・・、3人にはもうひとつ、べつの顔がある。じつは、たのまれればどんなものでもぬすんでみせる、すごうでのどろぼうチームなのだ。それも、気に入らない仕事はどんなにお金をつまれてもことわってしまう、世界一おしゃれでビューティフルなどろぼうチームなのである。
 今日もひとりのおじいさんがシェルブールにやってきた。注文は「アップルパイをアップルぬきで」。これは、どろぼうの仕事をたのむときのひみつの合いことばだ。おじいさんは、ヤマダさんという町のほう石屋さんだった。ヤマダさんの話はこんな内ようだ。「さいきん、『アイスミルク』というほう石を手に入れたんです。アイスミルクはヒマラヤのゆきが氷になり、何万年もかけて石になったという、とてもめずらしいほう石です。ところが、そのアイスミルクを、わるいやつにだまし取られてしまいました。けいさつは『しょうこがないとダメだ』と言って、何もしてくれません。もうおねがいできるのはあなたたちだけです。なんとかアイスミルクを取り返してもらえませんか」

●普段は町で評判のケーキ屋さん、でも裏の顔は大泥棒という3人組のお話です。普通の泥棒は金目のものを盗むのが仕事ですが、この3人組は悪人を懲らしめることにこだわりをもった、世界一おしゃれでビューティフルな泥棒チーム。ドキドキハラハラしながら一気に読み進められますよ。

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