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3年生の今月の本


きょうしつはおばけがいっぱい タイトル きょうしつはおばけがいっぱい
著者 さとう まきこ(作) 原 ゆたか(絵)
出版社 あかね書房
 

 今日は、学校の「子どもまつり」です。「子どもまつり」は、学校中にいろいろな食べものの店が出ていたり面白い出しものをしていたりして、みんながとても楽しみにしている行事なのです。やきそば、おでん、チョコバナナ、ヨーヨーつり、わなげ、にんぎょうげき・・・、どの教室をのぞいても、みんな楽しそうだし、おいしそう。でも、なんといっても一番人気は、「おばけやしき」です。おばけやしきの入口の前には、たくさんの子ども達が長い行れつを作って、ドキドキしながら自分のじゅんばんをまっています。
「こんな作り物の何がこわいんだよ。ねぇ、ぼく一人で入りたいんだけど」行れつの先とうにならんだ、だいくんが言いました。でも、本当は、友だち5人が手をつないでいっしょに入る決まりになっているのです。入口がかりのお母さんが「本当にいいの?どうなってもしらないわよ」と言うのも聞かず、とうとうだいくんは一人で中に入ってしまいました。

●友達の前でいつも強気に振る舞うわんぱく小僧のだいくん。しかし、作り物だと思って入ったおばけやしきが、実は本物だったら・・・?特に、背伸びしたい年頃の男の子にとっては、共感する部分の多いお話ではないでしょうか。

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