トップページ > 読書案内 > 3年生の今月の本 > 3年生におすすめの本 > わたしはクジラ岬にすむクジラといいます
「こんなに天気のいい日は、ひるねをしたらもったいないぞ」 クジラ先生は大きなあくびをすると、ひとりごとを言いました。まっさおな空に目をむけると、遠くになにかがとんでいます。クジラ先生が目をこらすと、それは空の配達員のペリカンでした。
「先生、お手紙ですよ」 ペリカンはクジラ先生あての手紙を差し出しました。 「ところで、アザラシ配達員はどうしたんじゃ?」 「アザラシくんは遠くまで配達にいきましたよ」 そうでした。実はクジラ先生は、手紙をたくさん出したのです。クジラ先生が一度もらってみたかったのが、見知らぬだれかからの手紙。こういうどきどきをけいけんしてみたかったのです。
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