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3年生の今月の本


ジャンケンの神さま タイトル ジャンケンの神さま
著者 くすのき しげのり(作) 岡田 よしたか(絵)
出版社 小学館
 

2002年、カナダのトロントで、ある世界大会が開催(かいさい)されたのを知っているだろうか。それは、「ジャンケンの世界大会」であった。このことからもわかるように、日本で生まれたジャンケンは、今や、世界中で行われているのである。
なぜ、ジャンケンはこんなにも世界中で受け入れられたのか。それは、ジャンケンを前にしては、どんな人であってもみな対等だからである。
ジャンケンは、グー・チョキ・パーで勝敗(しょうはい)を決める。グーは、チョキに勝つが、パーに負ける。チョキは、パーに勝つが、グーに負ける。パーは、グーに勝つが、チョキに負ける。つまり、グー・チョキ・パーのすべてが平等であり、ジャンケンをするものは、ジャンケンをやろうと決めた瞬間(しゅんかん)から、みな対等なのだ。ジャンケンをするものはみな、このグー・チョキ・パーを出(だ)しあうことによって決まった結果(けっか)を、ありのままに受け入れるのである。そう、それが「ジャンケン」なのだ。
そしてここに、「ジャンケンの神さま」とよばれた、一人の男がいた。

●子どものころから慣れ親しんでいる「ジャンケン」。「ジャンケン協会」なるものが設立され、世界大会が開催されているなど、日本のみならず世界中に広まっていることをご存知でしょうか。このお話は、真剣に「ジャンケン道」を極めようとする人達の笑いあり涙ありの物語です。これを読むと、ジャンケンに対する見方が変わるかもしれませんよ。

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