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3年生の今月の本


なないろランドのたからもの タイトル なないろランドのたからもの
著者 井上 林子(作) 山西 ゲンイチ(絵) 
出版社 講談社
 

 みんな、自分がかよっていた幼稚園(ようちえん)や保育(ほいく)園(えん)のこと、おぼえてる?わたしは、よーくおぼえてるよ。だって、小学3年生だけど、保育園を卒園(そつえん)したくなくて、今もかよってるんだもん。
・・・なーんてね。本当は、「にじいろ保育園」のよこにある学どう保育(ほいく)の「レインボークラブ」に、かよってるんだ。にじいろ保育園と、わたしがいる第七小学校はとなりどうしだから、ほうか後になったら、保育園の子も、学どう保育にかよう小学生の子も、みんないっしょにあそんでいるの。それで、夕方6時になったら、おむかえがまだ来ない子たちは保育園の「たいよう組」にあつまって、みんないっしょにおむかえを待つんだ。
 わたしのパパがおむかえに来るのは、いつもさいご。おしごとがたいへんだから、しかたない。でも、わたしは平気よ。友だちもいるし、絵本やおもちゃもいっぱいあるし、なにより保育園には大すきな「まな先生」がいるからね。まな先生は、工作がじょうずで、歌がうまくて、おこったらこわいけど、いつもすごくやさしい先生。わたし、保育園の時からずっと、まな先生が大すきなの。だから、今も保育園にかよえて、うれしいんだ。

●ななは、小学3年生の女の子。仕事の帰りが遅いお父さんを待つため、毎日夜遅くまで学童保育「レインボークラブ」に通っています。大好きな先生に会ったり、隣接保育園の子ども達と一緒に遊んだりするのをいつも楽しみにしているななですが、ある日の放課後、ずっと不機嫌そうにしている小さな女の子と出会います。なかなか心を開こうとしない女の子の姿を見て、ななはある作戦を考えますが・・・。
 「おしごとのおはなし」として、巻末には、将来「保育士」になりたい子ども達に向けたアドバイスも書かれています。

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