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3年生の今月の本


教室はまちがうところだ タイトル 教室はまちがうところだ
著者 蒔田 晋治(作) 長谷川 知子(絵)
出版社 子どもの未来社
 

「きょうしつは『まちがうところ』だ。みんな、どしどし手をあげて、まちがった意見(いけん)を言おうじゃないか。まちがったこたえを言おうじゃないか。まちがうことをおそれちゃいけない。まちがったものをわらっちゃいけない。まちがった意見を、まちがったこたえを、『ああじゃないか』『こうじゃないか』とみんなで出しあい言いあう中で、ほんとうのものを見つけていくのだ。」
もしみなさんがこのように言われたら、どう思いますか?おそらく多くの人が、「そう言われても、みんなのまえでまちがったらはずかしいよ」と思うのではないでしょうか。もちろん、ただしいこたえをはっぴょうできる人は、とてもかっこよく見えるでしょう。だけど、ずっとまちがえずに、いつもせいかいできる人なんてどこにもいません。たとえまちがっていても、ゆうきを出して自分の考えを言えば、それを聞いたみんながもっとたくさん学ぶことができるのです。
もし、じゅぎょう中に「このもんだい、手をあげてみようかなぁ。でも、もしまちがってたらはずかしいな・・・」と考えたことがあるなら、ぜひこの本をよんでみてください。きっと、手をあげるゆう気をもらえるはずです。

●この詩が最初に世に出たのは今から50年ほど前のこと。お母さん・お父さんも子どもの頃に見聞きされたことがあるかもしれません。ここでご紹介しているのは、読んだ人に勇気と元気をくれる、本の内容にピッタリの元気な挿絵が描かれた絵本版です。特に、「正解でなければダメ」と思い詰めてしまうお子さんにとっては、授業にのぞむ心構えや友達の発表を聴く姿勢を改めて考えるきっかけになるのではないでしょうか。

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