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3年生の今月の本


モノのはじまりえほん タイトル モノのはじまりえほん
著者 荒俣 宏(監修) ふわ こういちろう(絵)
出版社 日本図書センター
 

 21世紀生まれのみんなは、毎日べんりに使えるテレビやスマートフォンがまだなかった時代の生活なんて、たぶん想ぞうすることもできないですよね。でも、たとえば江戸時代の人がテレビやスマートフォンを見たら、きっと魔法(まほう)や神わざにしか思えないはずです。そんなおどろくべき発明は、いったいなぜ、どうやって、うみだされたのでしょうか。この本では、そんな人々のくらしを変えた“すごいモノ”の「はじまり」をくわしく紹介しています。
 この世のどんなモノにも「はじまり」のドラマがあります。それぞれのはじまりには、発明した人の“努力”や“ゆめ”や“運命”の物語があったのです。また、はじまりを知ることは、ただそのモノのことがわかるだけではありません。ものごとのルーツを知れば、今あるこの世界のたどってきた歴史もわかります。たとえば、この本にでている「トイレ」の話を読んでみてください。きっと、人間の知恵のすばらしさに感動するでしょう。
 この本をよみ終わったら、ここで知ったことを、ぜひ友だちにも教えてあげてください。つぎは、きみたちが「はじめてのモノ」をつくりだす番です。そのためのヒントが、この本のそれぞれの物語にいっぱいつまっていますよ。

●カレーライス、幼稚園、運動会、自動販売機、携帯電話・・・、世の中を変えた「モノ」の誕生に関する30個以上の物語が、とてもわかりやすくまとめられています。辞書的にただ並べられているのではなく、未来の男の子が過去の偉大な発明品を調べていくというストーリー仕立てになっていますから、こうしたお話にあまり興味ない子も読み進めやすいはず。大人が読んでも、思わず「なるほど」と唸ってしまうこと請け合いです。

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