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タイトル | ぼくたちの緑の星 | |
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著者 | 小手鞠 るい(作) 片山 若子(絵) | |
出版社 | 童心社 | |
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ここは、学校から家に帰るとちゅうにある、小さな公園。ここには、遊んでいる子どもも大人も犬もねこも小鳥もいない。きのうもいなかったし、今日もいないし、明日も明後日もきっといないだろう。そんな場所に、ぼくは毎日ひとりで友達に会うためにやってくる。ここにぽつんと1本だけ立っている、一人ぼっちでさびしそうな木。これが、ぼくのひみつの友達だ。 ●ある日突然変わってしまった社会。そこでは、大人も子どもも「ゼンタイ・モクヒョウ」に向かって協力することが求められるようになりました。家族団欒や友達付き合いも含めた他者とのコミュニケーションが禁じられ、政府から派遣されてくる「シドウイン」の指示や命令に従うことが何より重んじられます。閉塞した監視社会の中で、少しずつ心を失っていく人々。これは過去の話か近未来の社会の姿か・・・読み進めるうちに多くのことを考えさせられます。 |