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3年生の今月の本


消えた落とし物箱 タイトル 消えた落とし物箱
著者 西村 友里(作) 大庭 賢哉(絵)
出版社 学研プラス
 

 <わたしたちの教室の後ろには、赤い缶の「落とし物箱」が置かれている。いつ、だれが置いたものなのかわからないけど、なんだかフシギな力があるらしい・・・>
 その日、いつものように日菜乃が学校行くと、何人かの子達が集まってさわいでいた。見ると、日菜乃と同じ新聞づくりのグループの子達だ。この学校の歴史をテーマにした日菜乃たちのグループは、校長先生から古い本を借りたのだけど、その本が行方不明になったらしい。もし校長先生の大切な本をなくしたりしたら、大変なことになる。
 その時、「あのう、その本ってさ・・・」教室の後ろの方から、ためらいがちな声が聞こえた。別のグループの柊也だった。柊也によると、昨日教室から出ようとしたときに、古い本が黒板の下に落ちていたそうだ。本の持ち主がわからなかった柊也は、それを教室の落とし物箱に入れて帰ったのだという。
話を聞いた日菜乃たちはほっとして、教室の後ろにある落とし物箱に向かった。でも、なぜかいつもの場所に落とし物箱はなかった。まわりを探してみても、どこにも見あたらない。落とし物箱も本も、一体どこにいったのか。日菜乃は、なんだか胸がドキドキしてきた。

●日菜乃達は、消えた「落とし物箱」を探して学校中をまわりますが、どこにもありません。最初は本を探していたはずなのに、他のメンバー達は「不思議な落とし物箱のことを調べて、それを新聞に書こう!」と盛り上がり始めました。はじめは反対していた日菜乃も、個性の強いメンバー達に引っ張られているうちに、だんだん落とし物箱の謎に興味をもつようになります。
 さて、日菜乃達は無事に落とし物箱と本を見つけられるのでしょうか?

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