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3年生の今月の本


AIロボット、ひと月貸します! タイトル AIロボット、ひと月貸します!
著者 木内 南緒(作) 丸山 ゆき(絵)
出版社 岩崎書店
 

 ぼくは今日、両親といっしょに「未来科学研究所」にやってきた。ここで開さい中の大人気イベント『未来科学ランド』に入場するためだ。長い行列にならんだ後、ぼくたちがようやく会場に入ったしゅん間、ファンファーレが高らかに鳴りひびいた。
「おめでとうございます!未来科学ランド、あなたが十万人目のお客さまです!!」
 おおぜいの人に拍手されるなか、人間そっくりのロボットが花束をわたしてくれた。おどろいているぼくに、こんどは白衣を着た女の人が近づいてきた。未来科学研究所の白峰江里子所長だ。十万人目のお客さまになったぼくを、所長みずから案内してくれるらしい。
 そして最初に案内されたのは、会場の中心にある『マザーマリア』というスーパーコンピューターだった。ぜんぶのアトラクションを管理している、とても優秀なコンピューターだそうだ。
「マザーマリア。こちらは記念すべき十万人目のお客さまの岡本栄太くんよ」
 すると……、だれもいなかったステージに、とつぜん七色の髪をした小さな女の子があらわれた。

●「未来科学研究所」に設置されている、スーパーコンピューター『マザーマリア』。好奇心旺盛なマザーマリアのイタズラによって、栄太は自分の分身となる“インスタントAIロボット”を手に入れます。さて、栄太はこの分身ロボットをどう使うつもりなのでしょうか?
 近年、AIは日進月歩の勢いで進化しています。近い将来、このお話のような出来事が本当に起こるかもしれませんね。

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