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タイトル | ガラスのうま | |
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著者 | 征矢 清 | |
出版社 | 偕成社 | |
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ある日、すぐりは、ガラスのうまとあそびたくてたまらなくなりました。そのうまは、すぐりが赤ちゃんのときから、かざりだなの上にいました。 すぐりは、うまの後足を指先で引き寄せました。すると、うまは、突然後足をはねあげ、すぐりの手をふりきって、たなの上から飛び出しました。ガラスのうまは、こんなに高いところから飛び降りたのは始めてだったので、床についた時、前足をひどくぶつけてしまいました。うまの右の前足は、ひざのところで、ぽっきりおれていました。 うまは、今にも泣きそうな顔をしています。 ガラス山の方にむかって走っているうまのたてがみが、夕日できらきらひかっていました。でもすぐに、うまは、こんもりしげった「ねむりどりの木」のかげに見えなくなりました。 ●すぐりは、ガラスのうまを追いかけて、ガラス山へ向かいます。そこには、たくさんのガラスの生き物がいて、いつの間にか、すぐりもガラスの子どもになってしまいます。第40回 野間児童文芸賞を受賞した作品です。 |